hobby and study ホビスタ

人生を豊かにしたい!

【抜歯矯正】矯正器具って痛い?見た目は?初めてつけた感想

こんにちは。ホビスタです。

 

今回は矯正の器具装着【第1弾】を書いていきます。

 

器具といっても、矯正で想像するようなワイヤーが入ったものではなく、その前段階です。

 

なので第1弾です!

 

また、今回書いた内容自体も歯医者に2回に分けて通って行っています。

 

では、詳しく書いていきます!

 

 

 

装置準備:上側の歯に装着する器具の型取り

 

 

上下左右4本の抜歯が終わった次の歯医者の日です。

 

抜歯をして歯が収まるスペースを作りましたが、私の場合、前の歯が外側に出っ張っているので、歯をずらす際に奥歯が前に出てしまっては抜歯したスペースが無駄になってしまいます

 

なので、奥歯が前に出てこないようにするため、つっかえのような装置をつけて防止します。

 

その装置の型取りです。

 

精密検査のときと同様に樹脂での型取りと、奥歯にはめる金属のわっかをはめて大きさを確認しました。

 

金属のわっかはもともといくつかの大きさのサンプルがあり、どの大きさが自分の歯に合うかを試します。

 

型取りとはめるわっかが決まったら、まずはこれでいったん帰ります。

 

装着その1

 

 

数週間後、型取りして作ってもらった装置を実際にはめます。

 

金属のわっかが針金のようなものでつながっており、針金はひらがなの「ひ」のような形で曲がっています。

 

「ひ」の下の湾曲の真ん中に樹脂のクッションのようなものがついており、これが前歯後ろ当たりの口蓋にぴったり合います。

 

そして、「ひ」の両端についているわっかが前から6番目の両側の上奥歯にはまります。

 

……イメージできますでしょうか。

 

こんなの奥歯が前に出てくるのを抑えられるのだろうか……と不安になりましたが、きっと小さな力の積み重ねが効いてくるのでしょう。

 

それともう一つ、前から3番目の両側の上の歯にはそれぞれワイヤーを通すための部品を取り付けます。

 

5mm四方くらいの小さな四角い部品で、ワイヤーやゴムをかけるための溝がついています。

 

先ほどの金属のわっかも同様ですが、これらをレジンのようなもので歯に直接くっつけてしまいます。

 

実はこの金属のわっかにもワイヤーを通すための部品が外側につけてあり、この日はこの部品どうしを専用のゴムで両側それぞれひっかけました。

 

両側とも抜歯した場所をはさんでゴムで4番目と6番目の歯を引っ張り合っている状況です。

 

とりあえずこの日はここまで。

 

つけた直後は確かに引っ張られている感じがしていました。

 

ただ、どちらかというと、ゴムで引っ張られるよりも金属のわっかをはめたところが割と痛いです。

 

もともとそんなに隙間のない奥歯に押し込んではめているので、歯が直接押されている感覚が強いです。

 

この日は特に食事や睡眠についての制限はありませんでした。

 

痛みは……

 

 

痛いです。

 

まだ普通にしているだけならいいですが、咀嚼はキツいです。

 

ゴムのかかっている両方とも痛いので、もうどこで噛めばいいのか分からなくなります(笑)

 

3番目と6番目なので、すごく奥で噛むか、前歯で頑張るかのどちらかになります。

 

なので、初日の夕飯はとても時間がかかりました……

 

痛みを我慢すれば食べられなくはないのですが、なかなかに萎えます。

 

この状態が2~3日続き、その後はそこまで気にならなくなります。

 

ただ、やっぱりゴムをかけている歯だけで噛もうとすると痛いですし、あまり硬いものも食べるのには苦労します。

 

また、噛む以外にも、装置が唇にあたって痛いこともあります。

 

喋ったり食べたりで口を動かすときに内側で擦れるのが、傷になって口内炎になったりします。

 

私の場合は前歯が前に出ているのでなおさらだったのだと思います。

 

見た目は……

 

 

私は目立たない白の装置にしているせいか、あまり目立たないようです。

 

家族に見せても、「全然わからない」とのこと。

 

ニッと笑うと見えることは見えるのですが歯と色が同化していますし、唇のかぶる位置なのでそんなに外に見える機会もないですね。

 

それと、喋りづらさについてですが、私の場合は口蓋にクッションが常にくっついているため、「に」「し」などが言いづらいなと感じました。

 

また、3番目の歯につけた器具が口を少し閉じづらくして、唾液が溜まりやすくなったかなとも感じました。

 

とはいえ、最初は少しもごもごしがちでしたが、だんだん慣れていつもと変りなく喋れるようにはなりました。

 

歯磨きは……

 

 

食事の時点でかなりゴムに食べかすが絡まります。

 

特にレタスやミカンのような繊維質のものだったり、麺類などの細長いものは絡まったり挟まったりしがちです。

 

歯磨きをするときは、そういった食べかすを取り除くのはもちろん、器具の細かい溝や隙間も磨けるよう、細い歯ブラシやフロスを用いて丁寧に磨きます。

 

もともと抜歯後も歯磨きには気を付けていたので、手間がとても増えたとは感じませんでした。

 

ただ、食べかすのつまりが気になったので、食後は出来るだけすぐに歯磨きをするようになりました。

 

まとめ

 

 

今回は上の歯の装置だけでした!

 

噛むのは思っていたよりも痛かったです……

 

慣れてしまえばそうでもないですが、やはり気になりますね。

 

次回は下の歯にもつけていきますよ!

【抜歯矯正】抜歯をするとどんな感じ?痛み具合や気をつけること

こんにちは。ホビスタです。

 

前回は矯正を始めるための精密検査について書きました。

 

hobbyandstudy.hatenablog.com

 

 

今回は抜歯について書いていきます。

 

大人の歯を無理やり抜くって怖くないですか……?

 

私は歯並びを良くしたい!という一心だったので、ドキドキでしたが腹をくくりました(笑)

 

親知らずも抜いているのですが、矯正のための抜歯なので、主に4番目の歯の抜歯についてです。

 

では、いってみましょう!

 

 

抜歯の心構え

 

 

まず一つ念頭においてほしいのは、抜歯は手術と同じということです。

 

体調が悪い時や、女性なら生理中も避けたほうが良いです。

 

施術自体はほん数分で終わるのですが、やっぱり麻酔をしたり歯を抜いたという事実で精神的に疲れます。

 

あと、私の場合は緊張のせいか施術後少し足が震えてました(笑)

 

今回、私が抜歯をした順番は、

右上→右下→左上→左下→(矯正器具一部装着)→左上親知らず

です。

 

抜歯後は抜いた側の歯で咀嚼できないので、片側ずつ行っていきます。

 

1本1本の抜くスパンは1週間程度です。

 

 

抜歯の施術

 

 

歯茎の外側と内側から麻酔をし、歯と歯茎をはがす感じで抜いていきます。

 

よくかき氷にささっているスプーン型のストローみたいな形の器具でぐりぐりやっていました。

 

なんだか言葉にすると怖いですが、実際には麻酔で痛みは感じないのでどうってことはないです。

 

むしろ、麻酔するときが一番痛い(笑)

 

抜くのは1分もないと思います。

 

そして、抜いた後はしばらく出血がありますので、ガーゼを固く噛んで15~30分ほど圧迫止血をします。

 

麻酔の効いている施術後2時間くらいは誤って口内を噛まないよう、食事と睡眠を控えます。

 

抜歯~1週間

 

 

抜歯後1週間くらいは抜いたところが柔らかいかさぶたでおおわれているのであまり触ってはいけません。

 

強くうがいをするのも、かさぶたがはがれて治癒が遅くなるのでやめましょう。

 

固いものを抜いた側の歯での咀嚼も控えましょう。

 

歯磨きのときも歯ブラシがあまり当たらないようにします。

 

 

抜歯~1週間以上

 

 

1週間以上経てば、かさぶた状態がだいぶ歯茎っぽくなってきて物が当たっても大丈夫になります。

 

ただ、まだ穴がぽっかり空いたままなので、食べかすがよく入ります。

 

入っても大したことはないのですが、無理にかきだそうとすると歯茎を傷つけるので気を付けましょう。

 

  

抜歯から1か月以上

 

もうここまでくると普通の歯茎です。

 

少しくぼんでいるかな?くらいで食べかすが入ることもなくなります。

 

歯磨きもしっかりできる状態になるので、抜いた歯の両側をしっかり磨きましょう。

 

歯ブラシが当てにくく汚れが残りがちです。

 

フロスや先の細い歯ブラシが磨きやすいです。

 

 

痛み

 

 

私はそこまで抜歯で腫れる体質ではなかったらしく、そこまでツラくはありませんでした。

 

麻酔が切れる頃に少し痛いかなー?くらいでした。

 

抜いた翌日から仕事でしたが、それも特に支障はありませんでした。

 

ただ、上の歯よりも下の歯のほうが明らかに痛かったです。

 

重力で常に下へ引っ張られている上の歯は痛み止めもいらないくらいでしたが、下の歯は痛み止めを使い切りました。

 

なぜか抜歯の4日目くらいになってからうずくような痛みが発生します。

 

特に朝が痛い……

 

でもピークは1~2日間くらいで、それを超えれば痛みはなくなります。

 

まとめ

 

 

乳歯でもない大人の歯を抜くと聞くと怖いような気もしますが、施術自体はあっというまで痛みもそこまでひどくありません。

 

しばらくは咀嚼に苦労しますが、治ってしまえば普通の食事をすることができます。

 

後々の矯正後のメリットを考えると仕方のない犠牲……といったところでしょうか。

 

個人的には思ったほど大事ではなかったと感じています!

 

これから抜歯のする方の参考になれば幸いです。

 

次回は矯正器具の装着について書いていきます。

【歯並びが気になる】矯正ってどんなふうに始めるの?抜歯矯正を始めた私の記録

こんにちは。ホビスタです。

 

みなさんは自分の歯並びに自信はありますか?

 

きれいな歯並びは見ていても気持ちがいいですよね。特に笑ったときに見える歯並び!逆に歯並びは印象から悪くなってしまいます。

 

私は高校生くらいからずっと自分の歯並びが気になっていて、ついに24歳で歯列矯正を決心しました、

 

迷っている人は早くに始めたほうがいいです。

 

実際にどう進んでいくのか、私の体験談を書いていこうと思います。

 

 

 

歯列矯正を始めたきっかけ

 

①見た目

私の歯並びは小学生くらいまでは全然気になりませんでしたが、高校生くらいになって前歯が気になり始めました。

 

例えば、リンゴをかじった時に歯形がガタガタになっていたり、ニッと口を横に開くと上の前歯の片方が出っ張って見えたりしました。

 

最初は「まぁ、多少のズレはしょうがない。そんなに目立つわけではないし。」と思っていたのですが、だんだんズレは酷くなっていきました。

 

結局、矯正を決意するころには上の前歯が前に出っ張り過ぎて口が閉じにくい状態になっていました。いえ、閉じることはできるのですが、頑張って下の唇を上に持ってきている感じです。

 

見た目が悪くなると笑う度に気になってしまうんですよね。あんまり歯を見せて笑わないようにしようとしてしまって。

 

そうでなくても、頑張って口を閉じている状態なので、周りから変に見られていないかいつも不安でした。

 

②虫歯

 

歯並びが悪いせいか、歯ブラシがちゃんと当たっていなくて虫歯になっているところがありました。

 

奥歯の側面や、犬歯と歯茎の境目など……

 

小さい頃に虫歯で詰め物をしていたのでこれ以上虫歯を作らないように!と意識していたつもりだったのですが、「つもり」だけに終わってしまったようです。

 

フロスなども使って歯と歯の間も気を使っていましたが、たまにフロス後に食べかすが残っていたりしました。

 

相当歯磨きが下手なようです。

 

また、チョコレートやコーヒーが好きなので、ただでさえ着色が多いのに凹凸の多い部分は余計に茶色くなってしまいました。

 

さすがに外から見える表面はしっかりケアできていましたが、見えない裏側は気が付くと茶色くなっていて、なかなか白いままを保つのが難しかったです。

 

③親知らず

 

最初の親知らずは高校生も終わる頃に左上だけ顔を出し始めていました。

 

「これが親知らず!」と発覚した時には驚きと不安で歯並びについて何も気にしていませんでしたが、今思えば親知らずのせいで歯並びが悪くなったような気がします。

 

その後、歯医者さんでレントゲンを撮って右上と右下にも親知らずが眠っていることを確認しました。左下には何もなかったです。

 

右側の親知らずたちも出てくる様子はありませんでしたが、もしかしたら今後にょきにょきとやってくるかもしれません。そうすると、さらに歯並びが悪くなるのでは?と思います。

 

その1、歯医者さんで説明を受ける

 

 

いろいろネットで矯正について調べて、一部であってもかなりのお値段であることや少なくとも年単位で時間がかかるものだということは分かりました。

 

そこで、歯医者さんで定期健診がてら矯正について質問したところ、この歯医者さんでは矯正専門の先生がいらっしゃるらしく、別日に予約をとってお話を伺うことにしました。

 

そして、矯正の先生からは

・今の私の歯並びについて

・抜歯について

・装置について

などなど、説明を受けました。

 

とても丁寧に説明してくださって、「これがインフォームドコンセント!」と感心していました(笑)

 

事前のネット検索で、おそらく抜歯は免れないだろうし2年はかかるだろうと覚悟はしていたのでそこはいいとして、やはりお値段ははりました……

 

あとは、私の気にしている部分は前歯だったわけですが、奥歯の方からかみ合わせがズレているそうで、この場合全体を強制しないといけないというお話でした。

 

私が矯正する場合、器具に通したワイヤーで歯を引っ張り矯正するタイプで、ブラケットというこの装置だけでも65万円、目立たない色の装置は75万円というお値段でした。

 

その他、矯正の先生の診察を受けるごとに診察料がかかりますし、抜歯は1本あたり3千円ほどのお金がかかります。

 

矯正が終わるまでを考えたら総額100万円くらいでしょうか。

 

細かな施術工程は精密検査を受けないと決められないので、始めるならこれを受けるのですが、なんとこの検査だけでも3万円!これを受けたら「やっぱやめた!」なんて言えませんね。

 

ただ、悪い歯並びは歯自体に大きな負担をかけており、放っておいても何もいいことはないと思ったので、当日に決断して予約は済ませてしまいました。

 

その2、精密検査を受ける

 

 

精密検査ではレントゲンを前からと後ろからの2枚、そして歯形をとりました。

 

全部で30分くらいだったでしょうか。あまり時間はかかりませんでした。

 

歯形をとるのは以前詰め物をしたときに経験済みだったのですが、上あごと下あごの全体をとるというのは初めてで、なんだかおもしろかったです。

 

ピンクのガムのようなペーストで歯全体を覆い、1~2分くらいしてゴムみたいに固まったら取り外します。

 

外した後の口の周りはピンクのガムだらけで、口をゆすぐときに流しをガムで詰まらせそうで心配でした(笑)

 

そして、歯型の模型が出来上がるのを3週間ほど待ち、やっと矯正の先生と施術の進め方を決めていきます。

 

その3、精密検査の結果をきく

 

 

まずは精密検査で得られたデータを紹介します。

 

まずはレントゲン写真です。レントゲン写真といっても紙に印刷されたもので、何やら四方八方に直線が引いてあり、それぞれの角度が書き込まれています。

 

ここから、上あご・下あご・鼻などのそれぞれのバランスが分かる……そうです。

 

次に、歯1本1本の大きさをまとめたものです。これは作成した歯形の模型から計測しているのだと思います。

 

パラメーターのようになっていて、自分の歯が平均と比べてどれくらい大きいか、もしくは小さいかが分かるようになっています。

 

そして、歯型の模型です。石膏のようなものでできていました。

 

実際に模型を見てみると、たしかに奥歯からかみ合わせがズレているんだなぁというのがとてもよく分かりました。

 

さて、ここから判明した私の検査結果ですが、ざっくりいうと、

・歯が平均より大きい

・あごが平均より小さい

・上あごが前に出ている

・下あごが引っ込んでいる

こんな感じです。

 

はい、なるほど。通りで歯並びが悪くなるわけです。

 

では、どんな施術をしていくのでしょうか。

 

まずは歯が入りきるように間引きをしなければいけないので抜歯をします。

 

このとき、かみ合わせも考えないといけないので、上下左右から1本ずつ、計4本を抜きます。

 

前から4番目の歯を抜くのが一般的だそうですが、私は詰め物のある歯があって、矯正で前へ移動させると目立ってしまうということで左下だけ5番目の歯を抜くことになりました。

 

上は4番目なのに下は5番目って、アリなんですね。

 

抜歯直後はその周辺で物をかむのを控えないといけないので、1週間おきくらいに1本ずつ抜いていきます。

 

この日は抜歯の予約をして終了!

 

ついに本格的な施術に移っていきます。

 

一旦、まとめ

 

 

矯正には抜歯を伴うことがあり、装置も高額なので総額100万円くらいを覚悟しなければなりません。

 

矯正を始める前にまずは精密検査を受ける必要があり、これだけでもかなり自分の歯並びについて詳しく確認することができます。

 

私は矯正する気マンマンで臨みましたが、本当に迷っている人は、検査結果を先生から聞いて具体的な施術について説明を受けてから決めると良いと思います。この検査自体も高額ですが……

 

次回は抜歯について書いていきます。

 

hobbyandstudy.hatenablog.com

 

【アコギを習う】バイオリン経験のある私の感想

こんにちは。

ホビスタです。

 

バイオリンとギターって、どちらも弦楽器だし、結構似てるんじゃないの?と思いませんか?

 

私がアコギを習うとき、バイオリン経験があったので

 

「押さえる場所とかたぶん一緒だし、すぐできそうー!」

 

なんて思っていました。

 

違いました。

 

何を弾くかにもよりますが、構造から演奏スタイルまでいろいろなところに面白い違いを見つけたので、違いとその考察をまとめてみました!

 

どちらも経験がない人はもちろん、どちらかしか経験がないという方にも、もう一方の魅力を感じていただけたらと思います。

 

では、いってみましょう!

  

弦の数とその音

 

くらべてみると

アコギには弦が6本あり、低いほうから

 

ミ(6弦)、ラ(5弦)、レ(4弦)、ソ(3弦)、シ(2弦)、ミ(1弦)

 

となっています。

 

ギターを構えている様子を見たことがあるでしょうか。

手のひら側に高い音の出る1弦が、親指側に低い音の出る6弦が張ってあります。

 

音域はというと、低い音は6弦の真ん中よりオクターブ下のミで、高い音は真ん中より2オクターブ上のシです。

4オクターブ弱になりますね。

 

ちなみに一番高い音は高校のときに使っていた音楽通論を引っ張り出して調べました(笑)

倍音などを考慮しているかわかりませんが……とりあえず一般的にはこの音までと考えてください。

 

では、バイオリンはどうでしょうか。

弦は4本あり、低いほうから

 

ソ(G線)、レ(D線)、ラ(A線)、ミ(E線)

 

となっています。

弦の呼び方も違うんですね。

張ってある順番はアコギと同じで、手のひら側に高い音の弦があります。

 

音域は、低い音がG線の真ん中よりオクターブ下のソで、高い音が3オクターブ上のミです。

こちらは4オクターブ強ありますね。

 

 

さて、先にバイオリンを経験していた私はまずアコギのチューニング時点で

 

なぜこの音の組み合わせ……?

 

と思いました……。

音を並べて比べてみましょう。

 

バイオリン

ラシドミファソシドレ

アコギ

ファソシドミファドレ

 

間の音の数が違っているんです!

バイオリンは間に3つの音があるのに対し、アコギは2つで、ソとシに限っては1つだけです。

 

通りで違和感を感じたわけです。

 

なぜ同じ弦楽器なのにここまで違いがあるのか、考えてみました。

 

なぜ音の組み合わせが違うのか

 

 

バイオリンの特徴

 

 

バイオリンはオーケストラや室内楽などで主旋律を演奏するいわば主役です。

ギターに比べると和音を演奏することは少ないですし、音の移動は多くなります。

 

なので、バイオリンとしてはできるだけ弦を移動せずに音を変えられるようにしたかったのでしょう。

 

指で押さえるほうが、弦を移動するより素早く楽に音を変えることができます。

A線を見てみると、(1ポジションならば)この一本の弦でラシドレミの5音を出すことができます。

アコギなら、5弦はラシドの3音しかありません。

 

今、バイオリンのA線がミまでになっているところに「ん?」と思った方がいるかもしれません。

バイオリンは指の幅1つ分で半音変わるようになっています。

なので、人差し指から小指までそれぞれ1音ずつ押さえることが可能で、ミは小指で押さえた音だというわけです。

 

これももう一つのメリットだと思うんですが、弦は押さえていないとビブラートをかけることができないので、開放弦の音が隣の弦を小指で押さえれば出せるというのは非常に助かります。

 

アコギの特徴

 

 

アコギは主旋律を弾くこともありますが、ほとんどの場合コードを使うと思います。

コードとはつまりたくさんの音を同時に弾く和音です。

 

例えばCコードはドミソドミの和音です。

ドとミは2回出てくるので、簡単にドミソの和音として考えてみましょう。

すると、ギターではもちろん弾くことができるのですが、バイオリンでは弾けないのです!

 

バイオリンでドミソの音はそれぞれ

ド(G線薬指)、ミ(D線人差し指)、ソ(D線薬指)

となります。

 

なぜ弾けないのか、お分かりになったでしょうか。

 

同じ弦で2種類の音は出せないからです!

弦は4本あるじゃないかと思うかもしれませんが、ドミソの音域はG線とD線の2本で賄ってしまっているので、この中で3音以上の和音を作れないのです。

 

アコギの強みはここにあります。

 

コードを使う楽器なので弦同士の音が近く、弦同士の音が近いと音域が狭くなってしまうので弦の本数で広い音域をカバーしているというわけです。

 

また、押さえることに関していえば、ギターはフレットの幅がバイオリンの半音と比べてかなり広いため、2音分でギリギリ届くくらいの構造になっています。

 

仮にバイオリンと同じ音の組み合わせだったとすると、音階を弾くだけでポジション移動が必要となり不便です。

 

楽器の大きさにしても、演奏スタイルにしても、理に適っているのですね。

 

これに気づいて私は

 

音楽の世界はなんて奥深いんだろう……!

 

と感動しました。

 

まとめ

 

 

同じ弦楽器でも、活躍の場が違えば演奏スタイルも変わり、楽器の構造もそれによって変わります。

 

アコギもバイオリンもそれぞれ自分の活躍の場に合っ構造をしていると気づき、どちらもとっても素敵な楽器だと改めて感じました!

 

多くの人たちがそれぞれの音楽を目いっぱい楽しんでくれることを願います!

 

【エレキ?アコギ?】アコギを習い始めた私の感想

こんにちは。

ホビスタです。

 

みなさんはエレキとアコギ、習うならどっちにしますか?

 

私はなんとなくギターをやりたい!というのがあり、エレキとアコギでしばらく悩み、結局アコギを習うことにしました。

 

今回は私がアコギを選んだ理由と、アコギの楽しさをお伝えしていきます!

 

 

エレキとアコギの違い

 

エレキとは「エレクトリックギター」のことで、アコギとは「アコースティックギター」のことです。

名前の通り、電気を使って音をだすか、本体だけで音を出すか、の違いですね。

 

私がギターをやりたいと思ったとき、懸念していたのは以下の3点です。

・練習について

・セッションについて

・ギター以外に必要なものについて

 

私はアコギを選んだわけですが、デメリットである部分もありました。

それも含めてお伝えしていきます。

 

アコギを選んだ理由

 

練習について

 

これは、時間帯によっては練習がしづらいのではないか?という懸念です。

これに関してはエレキのほうに軍配が上がると思います。

なんとなくロックバンドのイメージでうるさそうな気がしますが、エレキは音量調節が自由にできるんです。

しかし、アコギはピアノと同じで強く弾けばそれだけ大きい音が出てしまいます。

 

インドア派である私にとってはその点、アコギの練習をどうしようかと迷いましたが、今では休日の昼間や仕事から帰ってすぐに弾いています。

それに、指で弾くとそこまで大きい音は出ないです!

あと、アコギにはミュートという付けると音が小さくなるグッズもあります。

 

音を気にせずに弾きたいという場合には、カラオケに行ったり、河川敷に行ったりすれば心置きなく弾けますね。

カラオケは楽器禁止だったりするのかなと心配でしたが、少なくとも私の地元では全然大丈夫でした(笑)

 

あと、ギターの練習で大事なのは指移動です。

別に音を出さなくても、メトロノームに合わせて指移動させるだけでも十分練習になります。

これだったら夜中でも迷惑にはなりませんね!

 

セッションについて

 

やっぱりギターといえばセッションかなぁと。

バンドだったらベースやドラムと、ジャズだったらサックスやコントラバスと、などなど。

大勢で一つのものを完成させるってすごく楽しいですよね!

これについてはエレキでもアコギでもいろいろな楽器とセッションができます。

 

逆に、エレキだと1本ではあまり弾くことがありません。

アコギであれば1本で弾き語りをしたり、メロディー弾きながら伴奏も、という弾き方もできます。

なので、アコギはひとりでもみんなとでも楽しめて一石二鳥ですね!

特に私の場合、周りにバンドを組めるような楽器をやっている友達がいなかったため、最初は弾き語りから練習しようと思いました。

 

ただ、エレキもyoutubeなどでは音楽に合わせてエレキパートだけ弾くという演奏をしている方もいます。

アレンジをきかせていてみなさんかっこいいです!

このようなな楽しみ方もいいですね。

 

ギター以外に必要なものについて

 

私はアコギを始める際に準備したものは、

・ギター

・ソフトケース

・ピック

・カポ

・チューナー

だけです。

あとは弾きたい曲の楽譜があれば、弾けます。

極端なことをいうと、ギターだけでも弾けます。

指で弦をはじけば音は出ますからね。

 

 

……ただ、

 

私の場合、もともとこれらが家にありました!!!

 

なので、初期費用は0円です!!!

参考にならなくてすみません!!!

 

これからスタンドは買おうかなとは思っています。

あと、弦も定期的に張り替えなければいけないので、コンスタントに維持費はかかりそうです。

 

エレキだと、普通に上記のようなもの以外にアンプとシールドが必要です。

私が不安だったのが、音に幅を出させるエフェクターです。

何が不安かというと、

 

ハマって集めまくってしまうのではないか?!

 

ということです。

 

いろんな種類があるそうなのです!

ハマると金銭感覚が崩壊する私には危険な博打だと思いやめました(笑)

 

最初の授業の感想

さて、教室を選び、まずは体験授業を受けました。

帰り支度をしながら思いました。

 

アコギ、めっちゃ楽しい🎵🎵🎵

 

実は私はピアノとバイオリンをかじっているのですが、これらのようなメロディーの主旋律を奏でる楽器のイメージでいるとかなりギャップがあります!

そりゃ、弾き語りなら伴奏に徹するわけですからそうなりますよね。

考えてみれば当然なんですが、本当に違う楽器なんだなぁと改めて実感しました。

 

暗譜しやすい!!!

 

まず、ギターの譜面は5線譜ではなくTAB譜というものだったり、コードだけ書いてあるというものが多いです。

なので、臨時記号はありません。ト音記号ヘ音記号もありません。

ピアノやっている人からしたら、そもそも譜面が1段しかない時点で覚えること半分です。

曲によっては同じコードの繰り返しだったりするので、本当に覚えるものが少ないです。

 

反対に難しいところもあります。

 

リズムが難しい!!!

 

教室ではビートに合わせてストロークを練習したんですが、簡単そうに見えて意外と難しいです!

きれいなストロークになっているかとか、指をきちんと動かせているかとか、気にしている間にどんどんずれてしまいます。(私が下手なだけ……?)

また、同じコードを複雑なリズムで刻むというのが、私はなんとも慣れません。

主線であればメロディーとリズムを合わせて覚えられるんですが、同じ音の複雑なリズムだとなぜか覚えるのに時間がかかります……

これは慣れですかね。

 

まとめ

 

 

始めるときは「エレキの方がかっこよかったかな……」と考えたりもしていましたが、今はアコギを心から全力で楽しめています。

伴奏に徹することが多いですが、主旋律を奏でる楽器にはない良さがそこにはあります。

ぜひ、実際に触れてみて、新しい音楽を体験してみてください!